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起業したてのころに、いちばん困ること
会社を作った、あるいは開業届を出した。ここからが本番なのですが、始めてみると細かいところで手が止まります。
- 名刺に書く住所がない(自宅は書きたくない)
- 打ち合わせの場所がなく、毎回カフェを探している
- 作業する場所が自宅しかなく、集中しづらい
- 登記や補助金など、何から手をつければいいかわからない
- まわりに相談できる人がいない
どれも一つひとつは小さいのですが、事業を進める速度をじわじわ落とします。
こうした「起業したてに必要なもの」をまとめて用意しているのがアントレサロンです。
アントレサロンとは
銀座セカンドライフ株式会社が運営する、起業家向けのバーチャルオフィス・コワーキングスペースです。
拠点は銀座、東京、赤坂、新宿、渋谷、池袋、横浜、桜木町、川崎、大宮。1つの契約で全店舗を使えます。神奈川や埼玉にも拠点があるのが特徴です。
料金プラン
| プラン | 内容 | 月額 |
|---|---|---|
| バーチャルオフィス | 住所の利用・法人登記 | 3,800円〜 |
| フリーデスク | 全店舗のデスクを使い放題 | 9,505円〜 |
| 個室 | 机・椅子・本棚つきの個室 | 50,000円〜 |
初期費用は0円です。入会金も保証金もかかりません。
オプション
| 郵便転送(週1回) | 月2,000円 |
|---|---|
| 郵便物のメール報告 | 月1,000円 |
| 専用電話転送 | 月1,000円+通話料 |
| 専用電話番号 | 月4,000円+通話料 |
| 電話秘書 | 月3,000円+1コール150円 |
良いところ
1. ラウンジが無料で使える
各拠点にオープンラウンジがあり、追加料金なしで利用できます。
ちょっとした打ち合わせ、移動の合間の作業、資料の確認。「座れる場所」があるだけで、1日の動き方が変わります。カフェ代も減ります。
2. 1契約で全店舗を使える
銀座で契約しても、渋谷でも横浜でも大宮でも使えます。
取引先の近くの拠点に立ち寄る、移動のついでに作業する、といった使い方ができます。都内だけでなく神奈川・埼玉にも拠点があるのは、他社にはあまりない強みです。
3. 初期費用が0円
入会金も保証金もかかりません。始めるときの負担がないので、「とりあえず始めて、必要になったらプランを上げる」という進め方ができます。
4. 登記が追加料金なしでできる
バーチャルオフィスのプランでも法人登記ができます。追加料金はかかりません。銀座の住所を名刺に書けるのは、事業によっては効果があります。
5. 起業支援に力を入れている
運営会社は起業支援を専門にしていて、セミナーや交流の機会もあります。
起業したてのころは、情報も人脈も足りません。同じ立場の人が集まる場所があるのは、住所や机以上の価値になることがあります。
6. プランを段階的に変えられる
住所だけ → デスクも使う → 個室、と事業の成長に合わせて上げていけます。
最初から個室を借りる必要はありませんし、人が増えてから考えても間に合います。
気をつけたいこと
住所だけなら他社のほうが安い
バーチャルオフィスのプランは月3,800円〜です。住所の利用と登記だけなら、月990円前後の会社もあります。
「住所だけあればいい」なら、価格では負けます。ラウンジや起業支援を使う前提で、はじめて価格が見合ってきます。
郵便の転送はオプション
郵便の転送は月2,000円、メールでの報告は月1,000円が別にかかります。
住所3,800円+転送2,000円で月5,800円。月額だけを見て比べると、実際の支払いとずれます。必要なオプションを足して計算してください。
電話関係のオプションも積み上がる
専用の電話番号は月4,000円、電話秘書は月3,000円+1コール150円です。フルで付けると、月額はかなり上がります。
最初は必要なものだけにして、後から足すのが無駄がありません。
拠点が駅前で、静かとは限らない
各拠点は駅から近い立地です。利便性は高い反面、時間帯によっては人が多く、落ち着いて作業したい方には合わないこともあります。
気になる場合は、事前に見学して雰囲気を確かめてください。
会議室は有料
ラウンジは無料ですが、個室の会議室は1時間500円〜2,000円ほどかかります。人に聞かれたくない話をする場合は、この費用を見込んでおいてください。
士業の方が事務所として使う場合
行政書士、税理士、社会保険労務士などの方が、事務所登録に使えるかどうかを分けて説明します。
結論から言うと、使えるのは個室プラン(月30,000円〜)だけです。
| プラン | 月額 | 士業の事務所登録 |
|---|---|---|
| バーチャルオフィス | 3,800円〜 | 不可(執務する空間がない) |
| フリーデスク | 9,505円〜 | 不可(共有スペースのため) |
| 個室 | 30,000円〜 | 条件を満たせば可 |
士業の事務所には、依頼者の秘密を守れる独立した空間が求められます。フリーデスクは日によって座る場所が変わる共有スペースなので、この要件を満たしません。同じ拠点でも、プランが違えば結果が変わります。
個室プランなら、壁とドアで区切られた空間を専有できます。机・椅子・本棚がついていて、初期費用は0円です。
ただし、契約前に会へ相談してください
事務所の要件は、士業の種類によって違います。さらに同じ士業でも、都道府県の会ごとに運用に差があります。
確認したい項目は次のとおりです。
- 壁は天井まで届いているか
- ドアに鍵がかかるか
- 使用承諾書を出してもらえるか
- 表札や看板を出せるか
- 契約期間は1年以上にできるか
内見でこれらを確認し、その資料を持って所属予定の会に相談してください。契約してから会に聞くと、認められなかったときにやり直しになります。
この記事の内容は一般的な整理であり、個別の登録可否を保証するものではありません。
3つ確認してみてください
- 作業する場所や、座れる場所は必要ですか?(はい → ラウンジ無料が効きます)
- 住所だけあればいいですか?(はい → もっと安い他社も検討を)
- 神奈川や埼玉でも使いたいですか?(はい → 拠点があるのは強みです)
他社と比べるときの考え方
| こんな方は | 向いている選び方 |
|---|---|
| 住所だけ、最安で | 月1,000円前後の格安バーチャルオフィス |
| 住所+座れる場所が欲しい | アントレサロン |
| 打ち合わせが多い | 会議室が安い会社と比較 |
| 毎日こもって作業したい | コワーキングやレンタルオフィス |
自分が1か月にどう動くかを思い浮かべると、必要なものが見えてきます。
バーチャルオフィスを選ぶ前に知っておきたいこと
どの会社を選ぶにしても、共通して確認したい点が4つあります。
1. 登記に使えるか
安いプランは登記できない会社もあります。法人化の予定があるなら、最初から登記できるプランを選んでおくほうが安全です。あとから住所を変えると、変更登記に費用がかかります。
2. 郵便物をどう受け取るか
転送の頻度、料金、店舗で受け取れるか。行政からの通知には期限があるものもあるので、ここは実務に直結します。
3. 法人口座を開けるか
バーチャルオフィスの住所だと、銀行の審査が厳しくなることがあります。運営の実績を見ておくと安心です。
4. 運営会社が続きそうか
撤退すると住所が使えなくなり、登記も名刺も作り直しになります。運営年数や事業の規模も判断材料になります。
こんな方に向いています
- これから起業する方、開業して間もない方
- 作業できる場所や、座れる場所も欲しい方
- 取引先と会う機会がある方
- 神奈川や埼玉でも拠点を使いたい方
- 初期費用をかけずに始めたい方
- 起業に関する情報や人とのつながりも求めている方
- 士業として個室で開業する方(個室プランのみ・要事前確認)
- 事業の成長に合わせてプランを変えたい方
逆に、住所だけを最安で借りたい方、拠点に行く予定がまったくない方は、他の選択肢のほうが合います。
まとめ
アントレサロンは、住所を貸すだけのサービスではありません。ラウンジ、拠点網、起業支援まで含めた「起業したての環境」をまとめて用意しているのが特徴です。
住所だけなら、もっと安い会社があります。ただ、座れる場所を毎回探している人、カフェ代がかさんでいる人、相談できる相手がいない人にとっては、月額の差以上のものが返ってきます。
初期費用は0円なので、始めるハードルは高くありません。まずは拠点を見学して、自分の動き方に合うか確かめてみてください。
※料金やサービス内容は変わることがあります。申し込む前に最新の内容をご確認ください。

